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【記事】ブティック・ジム(パート1): ブティックとは何か、なぜ人気が出ているのか。

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ブティック・ジム(パート1): ブティックとは何か、なぜ人気が出ているのか。

 

ここ数年、ブティック・フィットネス・スタジオがフィットネス・シーンで急拡大しているのは周知の事実です。IHRSAのリサーチによると、ブティックへの参加者は2013年の21%から2014年には42%と1年間で2倍に増えています。また、フィットネスに特化した投資会社Piper Jaffrayによると、ブティックのチェーンは2010年以来毎年450%の伸びでスタジオ数を増やしています。

 

ブティック・フィットネス・スタジオは一般的には、グループ・エクササイズや1ないし2のフィットネス・エリアに特化したスモール・ジム(250-1,100㎡)とみなされています。ブティックの最も注目すべき特徴は、その高額な価格設定です。人気のあるグループ・サイクリング・スタジオのソウル・サイクリングでは、1時間のグループ・レッスンが約32ドル、他のブティックでもクラス単価は平均20ドル以上となっています。

 

では、何が魅力なのでしょうか?この急激な拡大は今後も続くのでしょうか?また、この現象は、何十年もエクササイズ・シーンを支配してきた伝統的なヘルス・クラブに対して何を意味するのでしょうか?

 

なぜユーザーはブティックを好むのでしょうか?

 

1クラスに30ドル以上も支払う理由は個人によるでしょう。しかし、ほとんどの参加者は、ブティックで経験することのすべてにと答えるでしょう。

 

あなた好みのエクササイズに特化したクラス、またはあなたが好むいくつかのエクササイズを1つにブレンドしたクラスに行くことを想像してみてください。顔見知りの社交的でエネルギッシュな人達に囲まれて、空間そのものが魅力的で高級なのです。素晴らしいインストラクターによるレッスン、モチベーションのあがる音楽の中で1時間、楽しく、激しく、仲間達とともに(ちょっとした痛みをともないながらも)限界にチャレンジするのです。

 

ブティックでの経験は親密さです。トレンディーで、楽しく、激しく、あなたは最高のパフォーマンスを出し切ったと感じ、その高揚感は一日中続きます。

 

ブティックの成長は続くのか?

 

ブティックは差別化されたエクスペリエンスを提供することで成長していますが、言及されていない何かほかの理由もありそうです。リサーチでは、多くの人はワークアウトするためにジムまで3マイル以内(または10分以内)程度なら喜んでドライブするのです。近さは今でもワークアウトする場所を選ぶ最大の原動力のひとつです。ブティックは小さいジムなので、どこにでも出店可能で、これがまさに彼らが成し遂げたことなのです。

 

つまり、実際“どこの街角にもジムがある”という状態になるまで、ブティックのマーケットは拡大する可能性があるということを意味しています。この急成長には終わりがあるのでしょうか?もちろんです。最終的には、マーケットは飽和し、競争激化によりクラスの平均単価は下がり、経済はブティックをさほど良いものと見なさず、施設の建築数も横ばいになるでしょう。しかし、今のところ、多くの兆候が長期間に渡る成長を示しています。

 

伝統的なヘルス・クラブは憂慮すべきなのか?

 

低価格帯のクラブはさほど心配することはありません。なぜならフィットネス分布に沿った別の機能を満たしているからです。しかしながら、ブティックのターゲット層、つまりエクスペリエンスや環境により多くのお金をつぎ込みたい層にアピールしているジムは注意が必要です。

 

ブティックは熱心に取り組むユーザーやフィットネス・ファンにアピールします。新年の決意で入会して数か月のうちに消えていくユーザーとは違い、ブティックの顧客は週に複数回エクササイズをし、ずっと続けます。そして、リサーチによると、こういう人達の多くは複数のジムの会員になっています。

 

この現象が今のレベルでずっと続くわけではありません。このタイプの施設のひとつは複数のメンバーシップを持っている顧客を大量に失いつつあります。はからずも長きに渡り製品やサービスに最もコミットすることになった最重要なシングル会員のニーズに合わない製品やサービスを、いくつ思い浮かべられますか?そんなに多くはないでしょう。なぜなら普通は誰かが適応しより良い製品やサービスが生まれ、最後に勝つからです。

 

問題は…誰が適応するのか?

 

ブティックは、従来の行動規範を打ち破り複数の競い合っている場所に行かずとも完全なワークアウトが出来る方法があることを熱心なユーザーに示すのでしょうか?伝統的なクラブは、従来のやり方を変え新しい方法でメンバーを鼓舞する魅力的なエクスペリエンスを生み出すのでしょうか?または、完全に新しいモデルが出現して突然どちらにも取って代わるのでしょうか?

 

次回、パート2では、どんなフィットネス施設が独自のダイナミックなエクササイズ・エクスペリエンスを生み出すことが出来るのかを検討します。